ソフトウェアに対する国外への支払いに関わるタックスルーリング:「事業所得」 vs. 「使用料」
October 16, 2025
ソフトウェアに対する国外への支払いに関わるタックスルーリング:「事業所得」 vs. 「使用料」
タイの歳入局は、2025年3月19日付のプライベート税務ルーリング、第Gor Kor 0702/1626号を発表し、ソフトウェアおよびIT関連サービスに対する国外への支払いに関する税務上の取り扱いについて公表しました。
当該ルーリングは、従来行われていた、ソフトウェアに対する支払いをほぼ自動的に使用料(以下、「ロイヤリティ」)として取り扱う解釈及び実務から、国際基準により近い、付与される権利の内容・範囲に基づくアプローチへと移行したものです。この動きは、企業にとって源泉徴収義務の要否、及びこれに関係するリスクを積極的に低減できる機会であると言えます。